前編では、リサーチを飛ばすと危ない理由と、
初心者はベテランと戦わなくていい、という話を書きました。

後編ではいよいよ、

  • どこで
  • 何を
  • どのくらい

調べればいいのかを、具体的な手順でまとめていきます。

3. まずは「人が本音で悩んでいる場所」を見る

リサーチの入口は、「人がいる場所」を回ることです。

3-1. 検索キーワード(Google)

  1. 自分が気になっているテーマで、そのまま検索する
    • 例:「ブログ 続かない」「三日坊主 抜け出す」「市場調査 やり方」
  2. 検索結果のタイトルをざっと見る
  3. 下に出る「関連キーワード」「サジェスト」をチェックする

ここに出てくる言葉が、実際に人が打ち込んでいる悩みワードです。

3-2. Q&Aサイト・掲示板

  • Yahoo!知恵袋
  • 教えて!goo
  • Reddit(英語) など

同じキーワードで検索し、

  • どんな聞かれ方をしているか
  • 何に一番困っているのか
  • どんな言い回しで感情が出ているか

をメモします。

ここには、タイトルや文章にそのまま使える「生の言葉」がたくさん落ちています。

3-3. SNS(X、Instagram、TikTok)

  • X → 検索欄でキーワード→「最新」タブ
  • Instagram/TikTok → ハッシュタグ検索

チェックするのは、

  • どんな愚痴や嘆きが多いか
  • どの投稿に「いいね」「保存」「コメント」が多いか

です。
「どんな切り口だと共感が集まりやすいか」が見えてきます。


4. 自分がAIや検索に投げた質問も、全部ネタにする

もう一つのリサーチ素材が、自分の質問そのものです。

  • 「三日坊主で終わらずに続けるには?」
  • 「途中で投げ出さずに続けられる人と、自分はいったい何が違うのか?」
  • 「初心者でもできる市場調査のやり方を知りたい」

こういう質問をAIや検索に投げたら、そのままメモ帳に残します。

理由:

  • 同じことを知りたくて検索している人がたくさんいる
  • 自分が悩んだことだからこそ、リアルな体験をセットで語れる

AIの答えは「平均的で無難」になりがちですが、
「なぜその質問をしたのか」「読んでどう感じたのか」はオリジナルです。


5. 市場と競合を「ざっくり」でいいから押さえる

ここから先は、
「そもそもお金が動いているか」「ライバルはどのくらい強いか」を見るパートです。

5-1. お金が動いている市場かどうか

最低限、これだけはチェックしておきます。

  • 同じキーワードで検索したとき、広告(リスティング・LP・バナー)が出ているか
  • ASP(A8など)に、そのジャンルの商品が複数あるか
  • 大手企業も参入しているかどうか

広告費が継続的に投じられている市場は、
「そこにお金を払う人がいる=ニーズがある」と判断されていることが多いです。

5-2. ライバル(競合)のレベルを確認する

競合調査で見るポイントは、ざっくりこの3つです。

  • どんな商品・サービス・コンテンツがすでにあるか
  • 価格帯(無料〜高額まで)
  • 中身のクオリティ(情報の深さ・分かりやすさ・デザイン・サポートなど)

ここでの問いは一つだけ。

「全部のライバルに勝てるか?」ではなく、
「このラインなら、今の自分でも頑張れば届きそうか?」

  • 情報量は多いけど浅い記事が多い → もう一歩深く掘れば差別化できる
  • 難しい専門用語だらけで初心者にはきつい → かみ砕いて説明するだけで価値が出る

こういう「穴」が見つかれば、
ベテランと正面衝突しなくても、自分のポジションを作れます。


6. 初心者向け「小さなリサーチの始め方」

最後に、「ここまで全部は無理…」とならないように、
初めてでも回しやすい最小セットを書いておきます。

  1. 自分と同じくらいの規模の人を3〜5人探す
    • 近いPV・フォロワー・記事数のブログやアカウント
    • 「この人たちより、ちょっとだけ役立つ内容にしよう」と決める
  2. Google/Q&A/SNSで、悩みワードを10個メモする
    • 実際に使われている言い方・感情のこもったフレーズをそのまま書き写す
  3. 自分がAIや検索に投げた質問も、全部メモする
    • 「いま自分が困っていること=多くの人も困っているテーマ」
  4. その中から「今の自分でも書けるテーマ」を選んで、1記事作る
    • 完璧を目指さず、「一人の悩みをちゃんと解決する」くらいの粒度でOK

7. まずは「今の自分の一歩先」に勝つリサーチから

前編と後編を通してのポイントは、次の通りです。

  • 市場を見ずに商品づくりをすると、ニーズとズレて失敗する確率が上がる。
  • 初心者がいきなりベテランや大手と戦う必要はない。
    まずは「今の自分」と「同レベルのライバル」に勝てれば十分。
  • リサーチは、
    • 検索キーワード
    • Q&Aサイト
    • SNS
    • 広告・ASP・競合サイト
      を回って「人とお金が動いている場所」を見ることから始めればOK。
  • 自分がAIや検索に投げている質問も、立派なネタなので必ずメモしておく。

リサーチは地味ですが、

「頑張ったのに、誰にも刺さらなかった」
「時間をかけて作ったのに、全然売れなかった」

という一番しんどいパターンを避けさせてくれる、静かな保険です。

まずは、前編・後編どちらか片方だけでも実行してみて、
「昨日の自分」より一歩だけリサーチ上手になってみてください。